西日本クラシック Day1
先週の全日本は不完全燃焼気味で終わったものの、せっかく調整してきたので勢いがあるうちに次のレースをと、選んだのが広島で行われる西日本クラシック。
2日間の開催でどちらかだけでもE1で10位なら来年の全日本の資格が手に入る。
去年E2で出た結果は1日目が最終周残り2キロ地点で先頭10名以内に絞られておいしい展開だったものの、下りで落車に巻き込まれて終了。
2日目は熱中症でDNF。
なんともパッとしない結果だったけど、コースとしては多分相性はいい方。
なので今回の目標は10位以内。あわよくば入賞を狙っていた。
飛行機と宿については、練習仲間のタクマから空きを譲ってもらった。
その日程が前日入りだったので、朝一で広島入りするものの午前中は雨。
仕方ないのでたまには市街に出て観光をすることに。
色々とグルメを楽しみつつ、マッサージを受けて前日は終了。
レース当日、出走時間は昼過ぎ。
天気予報は26℃程で曇り、のはずがかなり晴れていて気温もぐんぐん上昇。
直前のコミュニケでは補給無しから最終周直前まで補給OKになるほど暑くなった。
去年E2の2日目も昼頃のスタートでカンカン照りになり熱中症になった苦い思い出チラつく。
とはいえ、補給をお願いできるチーム員は今回のレースにはいないのでボトル2本で行くことに。
レース前にカフェインとBCAAをとって早々にアップしたら自転車をスタート地点に置いて場所取りしておく。
特に難しいコースじゃないけど、スタート直後は下りで集団を大きいのでリスク回避のために。
レースが始まる。予定通り前方からのスタート。とクリートのキャッチとギアチョイスをミスり出遅れる。
下りで挽回しようとインコースから入るも、スピードがキツく、リアタイヤをガッツリ滑らせる。
一瞬落車やっちまったかと焦ったけどなんとかリカバリ。後続の方は驚いたでしょう。スミマセンでした。
で、レースは1周目から速い。高校生とUKYOが元気な感じ。
勝負所の三段坂の入りからかかる。
前目で展開したかったので、もちろん反応してローテも入る。
2周目、まだ集団は大きく所々でかかる。
ラップタイムを後から確認するとこの周の方が遅かったのだが、キツい。今考えるともうここで前兆が出ていたのかも。
3周目に入るととても前にいられなくなり、集団後方でひたすら耐えるだけになる。
一向に回復しないまま三段坂に入ったところで、とうとう千切れた。
この時点で先頭集団は20人ほどだった。
同じように千切れた選手2、3名と走る。
が、千切れたショックか全く踏めない。
4周目の序盤で後ろからきた10数名の集団と合流する。
これには乗らなければと踏み直す。
集団に入ると後ろから「登りは上げずに平坦と下り踏んで」と声が。
見るとタクマだった。仕切ってる。こいつ余裕あるな。
対して自分は全く余裕がない。
なんか足も腕も鳥肌たってきて寒気がする。
完全に熱中症だった。4周目が終わってもこの症状が続いていたらレースを降りるつもりだった。
4周目のホームストレートに帰ってくると、別チームの有益さんがボトルを渡してくれた。
中身はスポーツドリンクで冷えててうまい。
これのおかげもあり最終周の5周目は復活。この時点で先頭からは5分差がついていた。
が、最終周に入った時、先頭は18名とアナウンスが聞こえたので、前から落ちてくる数名を交わしたらもしかして着ポイントはもらえるかも?
ということでここから15位以内を目標にする。
前にチラチラ選手が見える。
しかし三段坂に入ったところで集団も緩む。
みんな完走目的だしなーと思うも、前を追いたい。
三段坂の最後でバルバの選手が集団から抜け出したのを見て自分も続く。
顎で合図して2人でそのまま抜け出す。
下りも踏んで前にいた選手数名を交わして行く、あれ?
なんかまだポロポロ前にいるぞ?一体前に何人いるんだ?
と思いつつ、最後まで出し切ってギリギリまで1人交わしてゴール。
結果は、23位だった。全然前に選手いるじゃん。
無駄脚だった。ガッカリ。
最後にスプリントして腰痛めたし。
熱中症のダメージもあるので、レース後は早々に撤収して、夕飯を済ませ朝ごはんの買い出しをして翌日に備えた。
全日本選手権 2周回でDNF
今回の全日本は青森の階上。
ライセンスコントロールとライダーズミーティングのため前日入り。
昼前に現地入りし、チーム員と合流。
とりあえずお昼を済ませる。昼は駅中にある海鮮料理屋。
でもナマモノは避けたいのとカーボを意識して、イカめしとミニネギトロ丼。少しナマモノ入ってるけどこれくらいなら大丈夫だろう。
その後はレンタカーを借りてスーパーに買い出しし、試走はまだできないけどレース会場へ。
女子のレースが始まっていた。
与那嶺選手の独走を観戦した後、試走を開始。
レース観戦中に既に試走をした面々から話を聞くと、みんな揃って一言「ヤバい」
ミポさんと一緒だったので、森本さんや中村龍太郎さんとかホビーのトップライダーもみんなその一言。
そんなヤバさしかイメージがないコースだったが、試走してみると、確かにヤバかった。
コースプロフィールでは登りのヤバさが伝わってくるけど、その前の下りがいやらしい。
テクニカルな上にヘアピンがあり集団は縦に伸びる。後方にいるだけでブレーキ必至で先頭は登り始めている感じになるとミポさんと予想。
そして一本目のキツく長い登りの後、また狭い下り。
直角コーナーの後、2本目の坂。
こっちは1本目よりも短く斜度がキツイ感じ。
直角コーナーでブレーキ使わされるような位置にいるとここもキツいだろうなぁ。
とりあえず試走を一周半した後はライセンスコントロールとミーティングを受ける。
夜はホテル近くの大戸屋で親子丼大盛りを食べ、目一杯糖質を溜め込む。
ちなみに、ここの大戸屋はSHIMANOとBSアンカーも飯を食ってた。
後はスーパーで朝飯を買ってホテルに。
時間は9時前だったかな。温泉に入ってその日は10時半頃に消灯。
レース当日。
起床は4時半。昨日買っておいたパン類を詰め込む。
ドリンクはオレンジジュース。
摂取カロリーは十分。準備をしてホテルを5時半に出発。
ちなみにホテル前は5時半だというのに何故かエントランス前のロータリーに人だかりができており、野菜、果物、たい焼き、揚物、朝ごはんが食べられるような出店が沢山出ていた。
レースがなければゆっくり見て見たかったな。
レース会場に6時過ぎに到着。
出走サインは7:15から、スタートは8:00なのでさっさと準備してアップしなければ。
と、思うも何故か駐車場付近にいる選手達は全然アップを開始する気配がない。
でも昨日の試走から有力勢が前に固まり、登りで最初からアタックがかかれば集団も伸びてキツくなることは必至なので、さっさとアップを始める。
ミポさんは固定ローラーで。自分は最初三本だったけどやっぱ慣れないので実走に。
幸い、駐車場の近くに7.5%表示の登りがありそこで心拍160近くになるまで40分ほどアップ。
戻ってから、多摩ポタみつくんらとも合流し、出走サインに。
早々にスタート地点で待っていると選手も集まり始めて、30分前にはまばらだっあスタート地点も10分前にはごった返し。
なんだかんだで前から三列目の真ん中、BSの後ろに位置取りできた。
そして8時。定刻通りパレードランからスタート。
最初の下りまでは町長がロードバイクで先導。
するのだが、先頭の選手らが右から先行し始めて、町長が集団に飲み込まれかける。
みんな狭い下り後の登りを考えて右からどんどん前に出始める。
前にいるBSに至っては先導バイクを押しながら走ってる。
かなりカオスな状況になりかけるも、町長先導区間がなんとか終わり、下りへ。
ここは先導カーのおかげで何事もなく終わり、最初の登りに。
どうも事前の話では最初の長い登りまでは先導があるらしい。
確かに登りに入っても赤旗が出ている。
が、速い。
いよいよリアルスタートか?
でもまだ赤旗。速すぎないか?
みんなダンシングで追う。さっきまで超ぎゅうぎゅうだった集団の間隔が広がっていく。
気がつくと前には高岡さんがダンシングでするする抜けていくので後ろにつく。
登りが終わるとリアルスタート。
隣にいるNIPPOの選手もゼイゼイ言ってる。やっぱ先導速すぎだったろ。
そしてまた狭い下りに。
この時点で前には4,50人ほど。
流石にスタートからは位置を下げたけどまだまだ悪くない位置。
2本目の登りでかかってもいいように集中する。
下り始めて程なくしてガシャーンという音とと横いっぱいに塞がる前方。
え?これって、もしかして、落車?
ロックギリギリでブレーキかけるも下りで勢いがついていて間に合わない。
まだ集団は1つで右のラインは人がいる。前には自転車と人が転がってる。
既にコースの左端。逃げ場は、コース外しかなかった。
茂みに突っ込む。
何とか停止。幸いにも後続にも突っ込まれなかった。
ちょっとリアメカとシューズが接触して破損したけど走行には問題なさそう。
でも続々と後続が突っ込んでくるので中々コースに戻れない。
隙をみてコースに戻るも前とはギャップが。
まだ見える位置。加速して追う。
後ろから誰か付いてきているみたいで「追えー!」と怒鳴られる。
言われずとも追ってるわ、とチラッと見るとSHIMANOの選手。
あなたが引いた方が速いと思います。
2つ目の登りに辿りつき、ガンガン踏むが前の集団とは離れて行った。
しかもかなり足にきてる。
と、ここで後ろから十数人ほどの集団が。
これには乗らねば。多分これがメイン復帰の最終便だ。
2つ目の登り終わりで再加速して飛び乗る。
平坦区間に入るもみんな落車からの復帰で足を使ったのかローテが回らない。
さっきとは別のSHIMANOの選手が怒鳴る。
プロは大変だ。でも俺も大変な状況だ。
足にきたどころか手も痺れてきた。早く休まないとヤバい。
何とかゴール前の登りに帰ってきた。
1周目が終わった。とここから平坦で集団はガツンと加速。
そりゃ前追ってるんだから当然、なんだけどブツブツと中切れが発生。
もうその中切れを埋めたり前にジャンプする力も残ってなかった。
一緒に切れた順天堂大学の選手と回し、前で切れたLINKの選手とも合流。
前にいたイナーメの北野選手も吸収。2周目完了直前でFIETSの奈良さんらが後ろから追いつく。
お?ちょっとずつ多くなってきたぞ。プロ選手はいないけどまだ行けるんじゃないか?
2周目が完了。
と、ここで笛が吹かれる。
え、マジで?さっきメインと2分差って言われたけどもう切られるの??
マジでした。
希望が見えかけただけにがっくりうなだれる。
ここで今年の全日本は終了。
この日にかけて調整したものは出し切ることは出来ず無念でした。
落車が原因で脚を使い切ってしまった、というのは力が足りないというしかないし、途中で中切れを埋めることもできなかった。
いくつかまだ復帰こチャンスはあった。
そこには目を背けず、また積み上げていこう。
幸いにも、怪我は無かったんだし、この鬱憤は来週の広島で発散させてやる。
ちなみにしこたまローディングした糖質を消費するため、奈良さんとヒルクライムしてきました。全然足りてないけど、消費カロリー。
また痩せないとなあ。
青森に向けて
明日は青森で全日本選手権。
この日のためだけって訳ではないけど、かなり焦点をあてて練習と調整をしてきた。
今週は疲労抜きの朝練に徹してTSBはほぼ予定通りの値に。
減量重視の食事からウォーター&カーボローディングに切り替えて体重は増加。
と思ったら昨日からまた減った。
今朝の起床時体重では55.9kgだったかな。体脂肪率は9%
食べる量増やしてローディングしてるのになぜかと思ったけど、疲労物質が抜けた分だと信じたい。
去年の全日本を含め、レースは散々な結果なものが多かった。
今年はその反省と悔しさから今までにないくらい走り込んだ。
今年の全日本は去年に比べてとても厳しいサバイバルレースになると思う。
プロの中でそんなレース展開は場違いだと分かってる。
でも少しでも長く食らいついていきたい。
去年は練習でも体調でも上手くいってなくて、直前まで全日本に出ると決めたことを後悔していた。
一周も持たずに恥をかいて終わるだけかも、なんて考えたり。
今年は違う。
これまで練習で積み重ねてきたものが自信になっている。
不安しかなかった全日本が、半分期待に変わっている。
目標は完走だ。
行けるところまで行こう。
5月の練習と今後のレーススケジュール
去年は5月もレース真っ盛りなシーズンを過ごしたけど今年は乗り込み重視。
結果としては以下のような感じに。
走行距離 2121km
獲得標高 22700m
走行時間 73時間22分
TSS 4200
ローラーは雨の日にやった70kmだけで他はすべて実走。
2000kmを超えたのは初めて。
正直、最初はそんな距離も意識してなかったけど後半の方はロング要素多めな練習に。
ここまで乗れたのは全般的に天気が良かったのもあったけど、一番の要因はフィッティングにあると思っている。
2回のフィッティングを通じてポジションが大きく変わり、サドルに至っては3cmも高くなった。
イメージとしてはTTのポジションセッティングに近いと思う。
今まで使っていた筋肉も変わり、平坦の巡航がすごく楽になった。
疲労も脚だけでなく体全体に分散されて、疲労が溜まりにくくなり乗り込みに繋がったのだと思う。
このポジションで平坦や緩斜面が楽になり、下ハンを握ってずっと巡航できるようになった。
半面、メリットだけでなくインターバルがかかるような場面ではちょっと劣っている部分もあった。
こうして振り返るとやはりTTのような特徴が出てると思う。
それでも、メリットで得られる恩恵が大きく、ロングの練習も全く苦にならずに行うことができた。
自分としてはこのポジションが結構気に入っていたのだが、今日3回目のフィッティングを行い、サドルが2mm下がるなどしてかなりペダリングが変わった。
このポジションは油断すると元々の踏み方に戻ってしまう危険があるので、今まで以上に乗り込んでモノにする必要がある。
5月の練習量に満足することなく実走練習あるのみ。
あと2週間ほどは乗り込もう、そして全日本までの残り1週はリカバリーに。
あと、フィッティングや全日本のこともあって今年の上半期はかなりレースを抑えた。
下期もちょっと調整を考えて下のような予定に。
また、エンデューロに突然出たりするかもしれないし、JBCFは西日本と石川以外優先度はかなり低め。
6/25 全日本選手権
7/1,2 JBCF西日本クラシック 2days
7/16 JBCF石川ロードレース
7/29 JBCF太田原クリテリウム
7/30 JBCF矢坂ロードレース
9/17 秩父宮杯
10/14 JBCFおおいたクリテリウム
10/15 JBCFおおいたロードレース or JCRC群馬
10月下旬 JAPAN CUPオープン
10/29 高石杯
11/12 ツールドおきなわ
ここまで走りこんで調整してきたのだから、全日本は少しでも長く生き残りたい。
フィッティングと新車
話はBontのシューズの熱成型を持ち込みでできるお店を探していたところから始まる。
先日、海外通販で安売りしていたVayporを購入した。熱成型をやってくれるところを近場で探すと立川にマングローブバイクスというお店でやっているのを見つける。
HPを見ているとフィッティングもやっているようで、2時間5000円という破格の値段。熱成型ついでに、というか興味本位で電話で予約。
フィッティングに持ち込んだのはCannondale Evo。冬場にわいわいセールで買ったフレームにセカンドバイク(ローラー用)のコンポを移植したもの。
そもそもこれを買った経緯とかは置いておいて、今まで使っていたLOOK795に合わせて調整したものの、何故かポジションがしっくり出ずに扱いに困っていた。
本当はこういう調整はオフのときにやっておきたかったけど、九州チャレンジも終わった後で次のレースまで間が空くし、LOOK795は独自規格の塊でポジションを気軽に変えられない、ということもありEvoを持ち込んだ。
お店では固定ローラーを用意していたけど、なるべくいつもの環境に近づけたかったので、GTローラーを持ち込んでフィッティング開始。
まずいつものフォームで踏むとダメ出しの嵐。今まで走ってきたレースを否定されたようでショックを受けた。
簡単に言うと今までのポジションは
・骨盤をたてる
・上半身の力は抜く
・3時まで踏む
だったがフィッテング後は
・骨盤を寝かせる
・上半身の力を使う
・6時で蹴る
という、これまでと真逆のスタイルになった。
骨盤をたてる、たてないはプロでも分かれてるところだけど
苦手な平坦やすぐに疲れて踏めなくなる理由がよく分かった。
フィッティング後はサドルが2cm高くなるなど、かなりポジションも変わった。
かなり楽に脚を回せるようになり、今までは脚の筋肉だけで自転車を進めていたのだと実感した。
ちなみにフィッティングになんだかんだで3時間近くかかってしまい、当初の目的であったBontの熱成型はできずに終わった。。。
そして、がらりとポジションが変わってしまったので、今まで使っていたLOOKはバイクタワーに吊るすことになり、しばらくの間はEvoがメインバイクになることに。
新しいポジションにして3週間が経った。レースも1つ挟んでメリデメがハッキリと分かってきた。
色々あるが、今感じている一番のデメリットはインターバルに対応できないこと。
これは新しいポジションに対してまだ筋肉が追いついていないのかもしれないが、高強度のシーンで今一つ遅れてしまう。
今までの踏むポジションの方がインスタントにパワーが出せるため、場面ごとに使い分けた方がいいのかもしれない。
来週はリフィッティングでシートポスト、ステム、ハンドルを変える。
実走で得たメリデメをフィードバックして改善点を相談するのが楽しみだ。
フィッティングで得られた一番のメリットは今まで苦痛だった自転車の練習がちょっと楽しくなってきたことかな。
Evoはダンシングが軽いからそれも相まって乗るのが楽しくなってるのかも。
まだまだ伸びしろはあるはずだから頑張ろう。
九州チャレンジ 9位
レース当日。
8時間以上寝て朝シャワーしてゆっくり支度を始める。
エリートのレースは午後からであることと、宿が会場から徒歩2分くらいの立地なのでのんびり過ごす。
途中のU23には今回同行している山口くんのレースがあったので、応援に。
無事9位で全日本選手権の権利獲得できたみたい。本人はかなり悔しがってたが。
レース1時間半前くらいからアップを始める。
コース近くに4、5分の坂があるので数本と平坦で高ケイデンス回して心拍を上げてアップ完了。
スタート付近を見ると並び始めていたので3列目あたりで位置取り。
別に68人のロードレースなので普段ならあまり気にしないけど下りのコーナーがサイドに砂があったりテクニカル。先頭付近で下りたかったので前目で展開。
スタートすると後ろから鹿屋軍団がグイグイ出てくる。去年とは違いかなり積極的だ。
下り前のアップダウンでちょっと脚を使って前に出る。
思惑どおり先頭付近で危なげなく下れる。
1周目の登りに差し掛かる。集団のペースが異常に上がる。インナーに入れたことを後悔する。
登りきったあとのホームストレートでも緩むことなく一列棒状。
ここがこの日1番辛く、千切れそうになる勢いだった。
登りのセグメントを確認すると8周中1番速かった。
2周目に入り、太田さんから「登り速かったねー」と声を掛けられるが全然返事ができない、ダメージがひどくて死にそうだ。
1周目の下り前で脚を使って前に出たことすら後悔した。
2周目は平坦も落ち着かず、アタックが散発しては鹿屋がチェックにすかさず入って隙がない。
鹿屋の2人逃げが出ると完全に蓋をされる。他に逃げたいチームがいても数が違い過ぎて全く太刀打ちできてない。去年おきなわ140kmで優勝した中村選手もチームで出ているけど全然出てこない。
3周目ではまだ20秒だった差が4周目では1分に。その後もどんどん広がる。登りでペースアップし、平坦はサイクリング。平坦でアタックがあると鹿屋が声をかけ合い、速攻でチェックして潰してくる。完全に戦略的に動いている。
鹿屋の数が多過ぎてその後のアタックが全く決まらない。
それでも5周目の平坦でPTTが抜け出す。鹿屋もチェックに入り、合計4名が集団から出る。先に出た逃げを入れると、6名が先行。
集団は20~30名ほど。15位以内の目標を考えると無理は禁物なので見送る。
6周目では後方で落車があったけど常に前目に位置取りしていたので問題なく進行。
7周目の登りでVC福岡と鹿屋が飛び出したのでとりあえず追うと後続集団は来ていない。3人でこのままラスト1周逃げるか?と一瞬迷うも集団に戻ることを選択。最後の登りとスプリントにかけた方が確率が高い。
ラストの8周目の下り前で5人ほど先行が出てしまう。ギャップ作った選手は下がってしまい、差を埋めに太田さんが脚を使う。下りは自分の方が速いと判断し、前に出て付いてくるように促してコーナーに突っ込む。下りで前とのギャップを埋めることができたが、後ろはかなり開いていた。
太田さんはフィジカルがあるのに勿体無い。でもこういった下りを攻める走りは普段の練習会ではできないから難しい。
途中のセクションで先ほど逃げてた2人を含めて集団は一つになる。やっぱ逃げに乗らなくて正解だった。
そして最後の登りに差し掛かる。番手はアタックに反応できる3番目で突入。
鹿屋とピンクジャージの選手がアタック。
それに合わせてダンシングで追う。ここからずっとアウター。
鹿屋が1人抜け出す。ちょっと開いて自分を先頭に小集団が登りきる。
急斜面を登りきるとゴールまでの直線は300mほどある緩い登り。
最後まで行くには長すぎるので牽制を入れる。
鹿屋がさらにもう1人飛び出す。ほんとに鹿屋は何人いるんだ。
ゴール前はまた別の鹿屋とdサイクルの選手とのスプリント。
もう脚がガッチガチ。全然伸びない。やっぱ登りのあとの平坦は苦手だ。登り切りゴールにしてくれ、と思いながらハンドル投げてゴール。
結果は9位。入賞には一歩届かず。
ギリギ8位入賞かと思ったけどガックリ。
まあ、最低限の15位以内は達成できたので良しということで。
知り合いで落車はいなかったもののメカトラで川又さんがDNF。川又さんの感想も聞きたいレースだったので残念だった。
ちなみに入賞8人中7人は鹿屋。表彰台独占という強さだった。
正直去年が微妙な印象だったので今年はびっくりする強さだった。
年によって違うものだなあ。伊達にフレーム供給は受けてないな。
オフトレの成果は狙い通り仕上がっていたのが確認できた。反省点はちょっと無酸素域の練習が足りなかったかも。まあこれから上げていきましょう。
レース中はお腹の悲鳴もなかった。ちなみにこれを書いている今は痛い(泣
ひとまず大きなレースが終わったので次の山は5月下旬頃からかな。
またトレーニングスケジュールたててやっていかねば。
うーん、やっぱ悔しいな。
もっと強くなりたい。
来年も入賞狙うぞ。
九州チャレンジ 前日編
2017年最初のレースは予定通り九州チャレンジに。
目標は全日本選手権の出場権利が得られる15位以内。というか入賞。
オフトレはこのレースに焦点を合わせて調整してきた、が
レース3日前に体調を大きく崩す。血液検査、CTスキャンしても原因不明の腹痛。あまりの痛みに寝ていても起きてしまうほど。
原因となるものがこれといってないけど、強いていうなら先週の彩湖エンデューロのサポート。
自走で行って183km、ave30km/h。しかもずっと少人数ローテ、もしくは単独。
まだこれだけならレース強度くらいで済んだけど、途中ハンガーノック、水無しになり、その後のリカバリーも十分とは言えなかった。
意外と翌日はケロッとしていたけど、それまでの練習をふくめてダメージが蓄積して爆発したのかも。
ただ、週明けの月曜、火曜は目立った異変は無かったし、ちょっと腑に落ちない。
体重は60kg弱ほどで調整したかったけど、出発時は58.9kg。
完全に痩せ過ぎ。パワー、スタミナが落ちていないか不安になる。
まあここまでくるとなるようにしかならないので、あとは覚悟を決めてレースに臨むのみ。
九州チャレンジは去年に続き2度目の参加。去年は体調不良で練習を思うようにできず、千切れそうになるのを誤魔化しながら、ゴール前の勘だけで7位入賞できた相性のいいレース。
例年JBCF宇都宮と被っており、チャレンジレースにしてはプロが殆どいない。代わりに鹿屋が沢山いる。
今年はコースが逆回りになりスタートゴール、登りが変わったらしい。
試走してみると斜度がキツく2分以内の坂と他は平坦基調。
宮杯っぽくて今年もパンチャー向けなコースレイアウト。相性は良さそう。
東京(静岡)組の川又さん、太田さん、山口君と3周ほど試走し、雨が降ってきたところで終了。
朝イチの便で熊本に来たので早々に就寝。
気がかかりなのは、やはりお腹の調子。ここにきて便秘にもなり、レース中に痛みが出ないことを祈る。