高石杯 二日連続群馬CSC
経産旗で苦い思いをした翌日も群馬CSCでレース。
2日目は高石杯。このレースも10位以内で全日本枠がある。
でもエントリーリストを見るとかなりレベルが高い。なので経産旗は狙っていたのだが。
しかもこの日は台風が接近していて朝から本降りの雨。風は強くないけど10月下旬の群馬の雨は萎える。寒い。
寝起きから出走を迷うもとりあえず走って危険なようなら降りるくらいの、半分練習として出る心もち。どうせ走らなくても移動手段がないので、他の人らのレースを待つしかないし、帰ってからローラーをやる気にもならない。
群馬CSCに着くと雨が強まったり弱まったり。そしてガスってる。標高は800mだか900mでさらに寒い。
ゆるゆると雨レースの準備をする。いろいろ着こむとあまり寒くなかった。
今回も前目に並べた。レインジャケットを脱ぐとすぐにスタート。
あ、全然心の準備ができてない。クリートキャッチをミスっていきなり番手を下げる。まったく緊張感がない。そんなもんだから下りがものすごく怖い。昨日と全く違う。
そりゃ雨降ってんだから違うんだけど、何か根本的に違う。なんか周りとの突っ込みというかコーナー侵入とか全てが違う。
下りでガンガン抜かれる。心臓破りまできて気付いた。
ヘルメットのシールドが曇っている。俺だけホワイトアウトしている。
今回、ヘルメットのシールド+透明のサングラス装備で雨対策をしていたのだが、どうやらサングラスについた水滴やらがシールドの曇りを作ってしまっていた。
これが原因で下りや平坦で必要以上に車間を空けて走らざるを得なくなり、1周目が終わるときにはほぼ最後尾。その後もじりじりと離れていき2周目の心臓破りで完全に千切れた。
ここでもう降りる気だったが、まだ周囲で走ってる人もいる。
せっかくだからあと1周だけしよう。と思い直し、ヘルメットシールドをコース脇の多摩ポタメンバーに投げて踏みなおす。
おお、視界がクリアだ。ほんとアホかと。
後から聞いた話だけど、同じヘルメットシールドをしていた人は大丈夫だったみたい。内側にサングラスをしていたのがやはりまずかったみたい。
それとなく1周走ってじゃあ降りるか、とホームストレートに戻ってきて脚を緩め始める、とバックストレートでまだ知り合いが粘っている。
うーん、俺がここでやめるのはなんか良くない。もう1周だけしよう。と踏みなおす。
こんなことが数周続く。やめようとするたびバックストレートで知り合いが頑張っている。もう少しだけ走ろう。
そんなこと続けてたらいつの間にか20人近いグルペットができていた。
でもこのグルペットが中々に酷い。まず下りがバラバラ。最初シールド曇ってまともに下れなかった俺が言うのもなんだけどブレーキしすぎな人がチラホラ。逆に危ないよ。
そして登りであげて平坦は回らないお約束なやつ。
文句は垂れるも自分から引かない某Pジャージな人。その人に対してさらに文句を垂れる某Pチームの育成枠な若手。みんな仲良くしようぜ。
そんな感じで9周回完了時点で先頭集団と5分差がつき、タイムアップ。残り3周だった。
なんか練習というよりも最後の方はカロリー消費という感じだった気がした。
もうちょっとやる気と準備が必要だった。でも一番大事なやる気は昨日のレースと雨で無くなっていたから怪我がないだけよかった、というしかないレースだった。
この2日間で分かったことはまだ走れる体力・脚は残っていることだ。
おきなわまで残り2週間をきった。
あとは最後の調整。先々週から体調を崩して息切れしてしまったが、もう少し。
気合を入れ直そう。