石川ロードレース
広島からの嫌なイメージはあったものの、石川前の練習会ではそこそこ登りもよかったので、何とか体が動いてもらうことを願いながら臨んだレース。
とはいえ、広島からの熱中症が尾を引いていて、水曜あたりから体調がイマイチで踏んでもどうも頭一つかからない感じだし、疲れが抜けない。
暑熱順化として水曜にサウナに行ったのが逆効果だったかな?
そんな不安を抱えながらも今回の石川は前日入り。
宿がスタート地点のすぐそばで、朝一のレースにも関わらずゆっくり過ごせた。
ただ、あまりにもゆっくりし過ぎて、後でこの油断が仇となることに。
当日は6時に起きた後、買っておいた朝食を済ませ、二度寝。
7時半頃から支度を始めるが、補給用ボトルを4キロ離れた補給所まで運んでおいていかないことに気がつく。まあアップを兼ねて行けばいいかーなんて思って準備をして先に出走サインに向かうと長蛇の列。
なんとかサインを終えるも開会式30分前、アップの時間すら確保できてない有様。
補給所までの4キロはひたすら登りだけど急げばまだ間に合うか?
と、慌てて走り出すも道に迷うw
ミスコースに気づいて戻ってきたときには、もう時間切れ。
もう色々諦めて、スタート地点に戻り整列し始める。
結局、ボトルは背中に入れて登って補給所でデポするという苦し紛れな作戦に。
アップもろくにしてないし、最初の登りで掛かったらアウトだなーなんて考えるも、熱中症がまだ治ってないと思っていたので今回はE1として完走できればいいか、という目標になっていた。
そんなドタバタしているうちにレーススタート。
後方からのスタートのためかパレードなのにコーナーの度にダンシングで加速させられる。
パレードなのにだるい…そして4キロの登りへ。
ここからリアルスタート。
やっぱり掛かる。辛い… とりあえずしのいで補給所でチーム員を見つけ、何とかボトルをデポ。
この時点でかなり後方に。先頭超遠いよ…
しかも下りがどうも周りより遅い。2レース続けて落車にあってるせいかマージンをとってしまう。
集団は落ち着かないまま2周を消化。
何とかメイン集団にいるけど、これ以上掛かったらアウトかも。
と思ったら3周目からペースが落ち着く。数名の逃げが決まったようでSCPが抑えに入ったのかな。
とりあえず命拾い。で、体感的にはサイクリングペースで進む。かなり余裕が出てきて、先頭10番手付近に移動。
4周目では周回を間違えてゴール前で先頭に出てしまった。でも大して踏んでないのに先頭に出れてしまう。なんでこんなに遅いんだ?
あ、最終周で一気に前と差を詰めるためにまた掛かるのか。
と、最終周に入るも、大してペースは変わらない。
いや、明らかにさっきより速いんだけど、逃げとの秒差は30秒からずっと縮まらない。
逃げは3名だっけか?
となるとメイン集団は入賞圏内だ。ゴール前の登りさえ耐えきればもしかして…なんて考え始める。
相変わらず下りはマージンをとってポジションを下げてしまうが登りで簡単に前に位置取りできる。
最後の登りのペースアップに備えるも、それほど掛からない…
そうこうしているうちにラスト1キロ看板を通過。
ここで数名が集団から抜け出す。
これだ、と飛び乗り2列の隊列の3番手に入る。
スプリントの脚も残ってる、得意の登りゴール…これってもしかして、なんて俄然色めき立つ。
が、ラスト200m前のコーナーで前にいたスペードがリアを滑らせて落車。
前方に自転車が倒れこんできて避けきれず前転しながら自分も落車。
E1の初入賞を直前で意識していただけに大声で怒鳴ってしまった。
怪我は膝を強打して擦過傷がいくつかあったが大したことは無かった。
けどスプリントには自信があって、ここまでこれるとは思っていなかったチャンスを逃したというショックがデカくてしばらくその場でうずくまる。
少し時間をおいて起き上がるも自転車はパンクしてチェーンが落ちてた。
もう何位かもわからないけどゴールだけはしようと思い、脚を引きずりながら歩いてゴール。
結果だけでいうと落車をし、自分も機材もダメージを受けてしまう形になった。
でも、練習の成果がだんだんと出てきて、入賞争いに絡めるレベルになっていたことに素直に嬉しかった。
もちろん今回反省すべき点はいくつもある。そして機材はフレームにクラックが入るなど今後のレース活動に支障をきたすほどのレベルだ。
反省点や機材をすぐに立て直してまたガンガン練習しよう。
まだ何も結果は出していない。