cazblo

多摩川沿いに住む割と田舎な東京住みのサイクリストのブログ。日々の練習やレースを中心に。

全日本選手権 2周回でDNF

今回の全日本は青森の階上。

ライセンスコントロールとライダーズミーティングのため前日入り。

昼前に現地入りし、チーム員と合流。

とりあえずお昼を済ませる。昼は駅中にある海鮮料理屋。

でもナマモノは避けたいのとカーボを意識して、イカめしとミニネギトロ丼。少しナマモノ入ってるけどこれくらいなら大丈夫だろう。

 

その後はレンタカーを借りてスーパーに買い出しし、試走はまだできないけどレース会場へ。

女子のレースが始まっていた。

与那嶺選手の独走を観戦した後、試走を開始。

 

レース観戦中に既に試走をした面々から話を聞くと、みんな揃って一言「ヤバい」

ミポさんと一緒だったので、森本さんや中村龍太郎さんとかホビーのトップライダーもみんなその一言。

そんなヤバさしかイメージがないコースだったが、試走してみると、確かにヤバかった。

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コースプロフィールでは登りのヤバさが伝わってくるけど、その前の下りがいやらしい。

テクニカルな上にヘアピンがあり集団は縦に伸びる。後方にいるだけでブレーキ必至で先頭は登り始めている感じになるとミポさんと予想。

そして一本目のキツく長い登りの後、また狭い下り。

直角コーナーの後、2本目の坂。

こっちは1本目よりも短く斜度がキツイ感じ。

直角コーナーでブレーキ使わされるような位置にいるとここもキツいだろうなぁ。

 

とりあえず試走を一周半した後はライセンスコントロールとミーティングを受ける。

夜はホテル近くの大戸屋で親子丼大盛りを食べ、目一杯糖質を溜め込む。

ちなみに、ここの大戸屋SHIMANOとBSアンカーも飯を食ってた。

 

後はスーパーで朝飯を買ってホテルに。

時間は9時前だったかな。温泉に入ってその日は10時半頃に消灯。

 

 

レース当日。

起床は4時半。昨日買っておいたパン類を詰め込む。

ドリンクはオレンジジュース。

摂取カロリーは十分。準備をしてホテルを5時半に出発。

ちなみにホテル前は5時半だというのに何故かエントランス前のロータリーに人だかりができており、野菜、果物、たい焼き、揚物、朝ごはんが食べられるような出店が沢山出ていた。

レースがなければゆっくり見て見たかったな。

 

 

レース会場に6時過ぎに到着。

出走サインは7:15から、スタートは8:00なのでさっさと準備してアップしなければ。

と、思うも何故か駐車場付近にいる選手達は全然アップを開始する気配がない。

でも昨日の試走から有力勢が前に固まり、登りで最初からアタックがかかれば集団も伸びてキツくなることは必至なので、さっさとアップを始める。

ミポさんは固定ローラーで。自分は最初三本だったけどやっぱ慣れないので実走に。

幸い、駐車場の近くに7.5%表示の登りがありそこで心拍160近くになるまで40分ほどアップ。

戻ってから、多摩ポタみつくんらとも合流し、出走サインに。

早々にスタート地点で待っていると選手も集まり始めて、30分前にはまばらだっあスタート地点も10分前にはごった返し。

なんだかんだで前から三列目の真ん中、BSの後ろに位置取りできた。

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そして8時。定刻通りパレードランからスタート。

最初の下りまでは町長がロードバイクで先導。

するのだが、先頭の選手らが右から先行し始めて、町長が集団に飲み込まれかける。

みんな狭い下り後の登りを考えて右からどんどん前に出始める。

前にいるBSに至っては先導バイクを押しながら走ってる。

かなりカオスな状況になりかけるも、町長先導区間がなんとか終わり、下りへ。

ここは先導カーのおかげで何事もなく終わり、最初の登りに。

どうも事前の話では最初の長い登りまでは先導があるらしい。

 

確かに登りに入っても赤旗が出ている。

が、速い。

いよいよリアルスタートか?

でもまだ赤旗。速すぎないか?

みんなダンシングで追う。さっきまで超ぎゅうぎゅうだった集団の間隔が広がっていく。

気がつくと前には高岡さんがダンシングでするする抜けていくので後ろにつく。

登りが終わるとリアルスタート。

隣にいるNIPPOの選手もゼイゼイ言ってる。やっぱ先導速すぎだったろ。

そしてまた狭い下りに。

この時点で前には4,50人ほど。

流石にスタートからは位置を下げたけどまだまだ悪くない位置。

2本目の登りでかかってもいいように集中する。

下り始めて程なくしてガシャーンという音とと横いっぱいに塞がる前方。

 

え?これって、もしかして、落車?

ロックギリギリでブレーキかけるも下りで勢いがついていて間に合わない。

まだ集団は1つで右のラインは人がいる。前には自転車と人が転がってる。

既にコースの左端。逃げ場は、コース外しかなかった。

 

茂みに突っ込む。

何とか停止。幸いにも後続にも突っ込まれなかった。

ちょっとリアメカとシューズが接触して破損したけど走行には問題なさそう。

でも続々と後続が突っ込んでくるので中々コースに戻れない。

隙をみてコースに戻るも前とはギャップが。

まだ見える位置。加速して追う。

後ろから誰か付いてきているみたいで「追えー!」と怒鳴られる。

言われずとも追ってるわ、とチラッと見るとSHIMANOの選手。

あなたが引いた方が速いと思います。

 

2つ目の登りに辿りつき、ガンガン踏むが前の集団とは離れて行った。

しかもかなり足にきてる。

と、ここで後ろから十数人ほどの集団が。

これには乗らねば。多分これがメイン復帰の最終便だ。

2つ目の登り終わりで再加速して飛び乗る。

平坦区間に入るもみんな落車からの復帰で足を使ったのかローテが回らない。

さっきとは別のSHIMANOの選手が怒鳴る。

プロは大変だ。でも俺も大変な状況だ。

足にきたどころか手も痺れてきた。早く休まないとヤバい。

 

何とかゴール前の登りに帰ってきた。

1周目が終わった。とここから平坦で集団はガツンと加速。

そりゃ前追ってるんだから当然、なんだけどブツブツと中切れが発生。

もうその中切れを埋めたり前にジャンプする力も残ってなかった。

 

一緒に切れた順天堂大学の選手と回し、前で切れたLINKの選手とも合流。

前にいたイナーメの北野選手も吸収。2周目完了直前でFIETSの奈良さんらが後ろから追いつく。

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お?ちょっとずつ多くなってきたぞ。プロ選手はいないけどまだ行けるんじゃないか?

 

2周目が完了。

と、ここで笛が吹かれる。

タイムアウト

え、マジで?さっきメインと2分差って言われたけどもう切られるの??

マジでした。

希望が見えかけただけにがっくりうなだれる。

 

ここで今年の全日本は終了。

この日にかけて調整したものは出し切ることは出来ず無念でした。

 

落車が原因で脚を使い切ってしまった、というのは力が足りないというしかないし、途中で中切れを埋めることもできなかった。

いくつかまだ復帰こチャンスはあった。

そこには目を背けず、また積み上げていこう。

 

幸いにも、怪我は無かったんだし、この鬱憤は来週の広島で発散させてやる。

 

ちなみにしこたまローディングした糖質を消費するため、奈良さんとヒルクライムしてきました。全然足りてないけど、消費カロリー。

 

また痩せないとなあ。