cazblo

多摩川沿いに住む割と田舎な東京住みのサイクリストのブログ。日々の練習やレースを中心に。

ツールドおきなわ 140km 2位

シーズン最後にして最も重要と位置づけしたレース。

去年は練習が思ったようにできず、ひたすら辛い展開で最後は水が切れて足が攣って41位という散々な結果に終わった。

もっと練習しておけば良かった、と何度もレース中に考えた。

 そしてレースが終わってからオフはじっくりと基礎からやり直し、筋トレやフィッテイングも継続的にやってきた。距離が短いJBCFレースは極力抑えてその分練習に費やしてきた。

ただ、最後の最後で調整に失敗し、体重は59kg台でベストより1kg増で今年の沖縄を向かえた。さらに直近のレースや練習で疲労が溜まったり練習計画がずれてしまった。

それまで順調に練習してきたものが最後の3週間で大きく崩れてしまい、かなり不安なレース入りになってしまった。

 

ちなみにレース前日のPMCはこんな感じ。

ATL87,CTL99,TSB43

 

この時点の数字だけみれば悪くない。けどこれまでの数字の推移がかなりまずかった。

それでも最後はマッサージに通い、疲労抜きの調整だけは万全に。あとはレースが始まって体が動いてみないと分からない。レース前日まではカーボローディングとウォーターローディングをして準備は終わり。

 

レース当日。

気温は最高気温が20℃前半くらいで曇り。かなり涼しく適温。

去年は晴れて暑かったので、暑熱順化をしてきたけど不要だったかな。

ゼッケンは50番以内で特に並ばずに済むので適当に坂をつかって30分ほどアップ。

補給はゼリー2個とジェルを4つ、あとは塩分タブレットスポーツようかん1個を持っていく。結局ゼリーとジェルが1つずつ余ったけど。

チャンピオンクラスのカテゴリが迫ってきたアナウンスを聞いてとりあえず整列しに行く。

チャンピオンクラスと210のメイン集団の通過を待つことになったので、整列してからも結構待つことに。

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待機中にまさひふさんに写真を撮ってもらう。

優勝候補のハンさんとのツーショットだが、若干のまれてる感があるのは気のせいだろう...

 

1時間以上待って、やっとレーススタート。

スタートしてすぐに1回目の普久川ダムの登りに。

去年はペースが速く、いきなりきつかったので警戒したけど今年は入りがゆっくりだ。

特に苦しくもなくぼちぼちのペースで進行。あれ、これKOM狙える位置だな。でも周りも取りたいと思われる先週達がうずうずしてる。と、ハンさんがアタック。

これがかなり強く、とても抜けそうにない加速だったので結局KOMは見送り。

それからのアップダウン区間は10番手以内をキープして進む。

下りはまさひふさんのラインを参考に。これが一番省エネそうな感じがした。

そしていつの間にか奥のスプリントポイント。

まさひふさんのアシストもありハンさんが飛田さんと競りつつもとったみたい。

 2つ連続でKOMとスプリントとってる。半端じゃない。

そのまま奥の登りへ。ここで知らない選手が1人抜け出す。抜け出すといってもアタックってほどでもなくするする抜けていく感じなのでまあ大丈夫かな。

と思ったら前から100kmのオーバー40の人たちがずるずる落ちてくる。混走状態でどこにいったか全く分からなくなり、まさひふさんを筆頭に追い始める。

下りも踏んで海岸線出る前に捕まえられた。海岸線は100kmのカテゴリで大落車があったようでかなりカオス。

先ほどの追走の勢いのままローテに入り、ここでふと気が付く。

 

さっきからRoppongi Expressの選手のアシストしてるまさひふさんのさらにアシストしてるじゃねぇか。

失敗した...まぁ前目で展開してリスク回避できたってことにしておこう。

 

そして2回目の普久川ダムの登り。

多摩ポタの応援メンバーが登り口にいてくれたのでボトルを一本預けて登り始める。

この登りも順調、かと思いきや登り始めてすぐにアクシデント発生。

前からゼッケンシールが落ちてきてフロントタイヤに張り付いた。

ホイールが回るたびにブレーキシューに盛大に擦ってカシュカシュいってる。

 そのまま走れなくはないがこのまま登り切って下りに入る訳にはいかないので、一旦左わきに停車してシールを剥がす。

クリートをはめてリスタート。

すると集団はかなり離れて集団と俺の間にCOMカーが。

これは...完全に集団から千切れた人扱いのやつだ。ダンシングで集団を追い車を交わしてなんとか復帰。

でもこんなゴタゴタをしているうちに3人の逃げができていたみたい。まぁハンさんもRoppongiメンバーもメインにいるしまだ大丈夫だろう。

 そして登りを終えて補給ポイントへ。ここでも想定外の事態が。

100kmと210kmの選手が混走して補給所が大混雑。というかペースが違い過ぎて受け取りに行けない。

結局ボトルは受け取れず1本のまま次の補給ポイントまで行くことになった。この日が晴れて暑かったら致命的なミスだったと思う。

補給ポイントを過ぎて長い下りへ。左側はずっと100kmと210kmの千切れた選手がいてラインが狭い。

コーナーで突っ込みすぎてリアが盛大に滑る人や結構危ない接触の仕方をする人もいて見ていてヒヤヒヤした。

下りきって学校坂に入る。

まさひふさんのチームメンバーへのアシストはここまでのようで下がっていく。

そういえば前半前目で展開していた知り合いもいなくなってる。

自分も学校坂を過ぎたあたりから前でローテに入るのがきつくなってきた。前半に動き過ぎたかも。

まだ3人逃げとの差は30秒以上あるけど一旦集団後方に下がる。

この時点でメイン集団は30人いなかったかな?去年より人数が少ない。

ゼリーとジェルをちょくちょく取りながら走ると回復してきた。

慶佐次の登りだったかな、その辺りでやっと逃げに追いつく。

あ、逃げてたのSBCの山本さんだったのか、とやっとここにきて初めて気づく。2回目のKOMも取って50km逃げていたらしい。すごい。

けど、この登りでメイン集団がペースアップし流石につけなかったみたいで、逃げメンバーはそのまますぐにパス。

その後も何度かペースアップがあり、気が付くと先頭集団は10数人ほど。

これくらいになると大分走りやすい。2回目の補給ポイントは難なく2本ボトルをゲットできた。1本手持ちが残ったままだったので、3本目はサドル後ろに取り付けたボトルケージに差す。

マングローブが見える海岸線に出てきたところで、一番後ろまで下がってメンバーを確認しておく。

なんか有力所は後ろに固まってるなーと考えてたら、ナチュラルに前8人と後ろ5人の集団に分かれてしまう。前集団がこのスキにペースをアップ。

後ろのメンバーの方に気を取られてしまい、完全に失敗した。5人でローテを回して前を追うも一向に差が縮まらない。

そのまま羽地の登りに。COMカーから前との差が20秒と告げられる。

やばい、前がさらにペースアップしたら完全に終わる。というかここまでの展開で流石に疲れも出てきたのに。

とにかく登ることだけに集中して踏む。内転筋が攣りそう。

誤魔化しながらなんとかトンネル過ぎた次の登りで集団に復帰できた。前集団はペースアップもアタックもなかったみたいで助かった。

追いついたら精神的にちょっとだけ余裕ができたので次の短い登りで様子見アタック。

誰か付いてこないか後ろを見るとハンさんが付いてきてくれた。が、さらに次の登りでペースダウン。

またアタックすると潰れるかもしれないので、このペースダウンに合わせていたら、カウンター気味に2人逃げが決まってしまう。これが羽地最後の登りだった。

下りきって広い国道に出る。逃げとのタイム差は15秒ほど。こっちは9人で残り10kmある。普通に考えれば追いつく、けど積極的に引く選手はいない。

攣りそうな選手や牽制状態の選手と9人様々な状態。イオン坂は下から登り切っても誰も前出てくれないし。

それでもハンさんの下りや他の選手の声掛けで残り1kmでやっと逃げを捕まえることができた。

ゴールスプリントに備える。

誰をマークするか、知っているメンバーで一番強い人。ハンさんしかいない。

最後の平坦は序盤脚が攣ったって言ってたけど、復活してそうな雰囲気。

300m前だったかな、案の定スプリント体制に。

張り付いて加速していく。ギアはアウタートップに入っている。

そのまま先頭に。出られない。横でペダリストの西山さんが粘っている。

もうゴールラインは目の前だ。

ハンドルを投げ。

投げ、られない。

サドルの後ろにボトルがある。全く腰を引くことができない。

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60km/h近く出ていたスプリント。

最後は0.03秒差だったけど、走っている本人にははっきり分かった。届いていないことに。

ゴールラインを過ぎて脚を止めるとすぐに攣った。最後まで出し切ったのかな。

 

アドレナリンが出ているせいなのかゴール後は悔しい気持ちが一番強かった。

でも興奮が収まるとほぼ毎日練習してきたことを思い出し、涙ぐんでしまった。

それが悔しいからなのか、練習した成果が最後の最後で表彰台までこれたことで安心したからなのか、よく分からない。

でも最後まで諦めないで本当によかった。練習もレースも。

 

来年は210kmに初挑戦するか140kmリベンジするか、まだ決めていない。

でも1位と3位の選手は二人ともまた140kmで走ると聞いている。

どちらにしろまた来年も沖縄にくるのだからまた練習しよう。

来年はもっと強くなっていたいな。

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高石杯 二日連続群馬CSC

経産旗で苦い思いをした翌日も群馬CSCでレース。

2日目は高石杯。このレースも10位以内で全日本枠がある。

でもエントリーリストを見るとかなりレベルが高い。なので経産旗は狙っていたのだが。

しかもこの日は台風が接近していて朝から本降りの雨。風は強くないけど10月下旬の群馬の雨は萎える。寒い。

寝起きから出走を迷うもとりあえず走って危険なようなら降りるくらいの、半分練習として出る心もち。どうせ走らなくても移動手段がないので、他の人らのレースを待つしかないし、帰ってからローラーをやる気にもならない。

 

群馬CSCに着くと雨が強まったり弱まったり。そしてガスってる。標高は800mだか900mでさらに寒い。

ゆるゆると雨レースの準備をする。いろいろ着こむとあまり寒くなかった。

 

今回も前目に並べた。レインジャケットを脱ぐとすぐにスタート。

あ、全然心の準備ができてない。クリートキャッチをミスっていきなり番手を下げる。まったく緊張感がない。そんなもんだから下りがものすごく怖い。昨日と全く違う。

そりゃ雨降ってんだから違うんだけど、何か根本的に違う。なんか周りとの突っ込みというかコーナー侵入とか全てが違う。

下りでガンガン抜かれる。心臓破りまできて気付いた。

ヘルメットのシールドが曇っている。俺だけホワイトアウトしている。

 

今回、ヘルメットのシールド+透明のサングラス装備で雨対策をしていたのだが、どうやらサングラスについた水滴やらがシールドの曇りを作ってしまっていた。

これが原因で下りや平坦で必要以上に車間を空けて走らざるを得なくなり、1周目が終わるときにはほぼ最後尾。その後もじりじりと離れていき2周目の心臓破りで完全に千切れた。

 

ここでもう降りる気だったが、まだ周囲で走ってる人もいる。

せっかくだからあと1周だけしよう。と思い直し、ヘルメットシールドをコース脇の多摩ポタメンバーに投げて踏みなおす。

おお、視界がクリアだ。ほんとアホかと。

後から聞いた話だけど、同じヘルメットシールドをしていた人は大丈夫だったみたい。内側にサングラスをしていたのがやはりまずかったみたい。

 

それとなく1周走ってじゃあ降りるか、とホームストレートに戻ってきて脚を緩め始める、とバックストレートでまだ知り合いが粘っている。

うーん、俺がここでやめるのはなんか良くない。もう1周だけしよう。と踏みなおす。

こんなことが数周続く。やめようとするたびバックストレートで知り合いが頑張っている。もう少しだけ走ろう。

 

そんなこと続けてたらいつの間にか20人近いグルペットができていた。

でもこのグルペットが中々に酷い。まず下りがバラバラ。最初シールド曇ってまともに下れなかった俺が言うのもなんだけどブレーキしすぎな人がチラホラ。逆に危ないよ。

そして登りであげて平坦は回らないお約束なやつ。

 

文句は垂れるも自分から引かない某Pジャージな人。その人に対してさらに文句を垂れる某Pチームの育成枠な若手。みんな仲良くしようぜ。

 

そんな感じで9周回完了時点で先頭集団と5分差がつき、タイムアップ。残り3周だった。

なんか練習というよりも最後の方はカロリー消費という感じだった気がした。

 

もうちょっとやる気と準備が必要だった。でも一番大事なやる気は昨日のレースと雨で無くなっていたから怪我がないだけよかった、というしかないレースだった。

 

この2日間で分かったことはまだ走れる体力・脚は残っていることだ。

おきなわまで残り2週間をきった。

あとは最後の調整。先々週から体調を崩して息切れしてしまったが、もう少し。

気合を入れ直そう。

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経済産業大臣旗 群馬CSC

今季最後のJBCFレース。まだ幕張あるけど出ないのでこれが実質ラスト。

E1は10位以内で来年の全日本選手権出場枠が得られるので重要レース。

ついでに言うと、実業団はここまで3レースの完走のみなので、入賞しなければ降格という色々な意味があるレース。

 

なのだけど、連日の仕事の忙しさから全く走れていない。それどころかストレスで胃痛になってしまった。

3週間連続で週TSS1000以上走っていたのにJCの週はTSS100ちょい。

疲労抜きを通り越してサボりの域に入っている。

なのに一向に体調は上向きになっている感覚はない。というかストレスからくる精神的なところが大きそう。沖縄前に仕事が忙しくなるのは本当にまいった。

 

そんなやる気のなさからか、パワーメーターまで不調。まったく出力が分からなくなる。

仕方ないので感覚でアップをささっと済ましてサインして整列。

整列は後ろの方になってしまったが、コースインで二列目のいい位置に陣取れた。

 

E1は7周回。短い。おそらく序盤からアタックが頻発するのかな。

ヘアピンを抜けてローリング解除。思ったよりカチ上げはない。けど全般的に速い。

心臓破りも警戒してアウターで入るも目立った動きはない。単発で逃げがあるけど10秒以上のギャップは出ない。集団が大きく速くて、度々アタックがあるものの決定的なものはない。

ポジションは15番手以内をキープして前の動きが分かるようにしていた。

集団のペースはAve40km/h以上でかなり速かったみたいだけど、体は予想以上に動いている。今日は調子いいかも。いや、たぶん良い。

 

でも群馬CSCはスピードコースだし、集団がばらけるような展開もなく、先頭集団はかなり大きいまま最終周回へ。

流石に最終周回の心臓破りは動きがあると警戒。

案の定数人が下からかっとんでいく。全開で追う。登り切りで7,8人の小集団ができた。

 

おお、これは!

と、興奮するもそのあとの上り返しとストレートでスピードに乗りきらずに集団に飲み込まれる。

あ、誰につこう。スプリントが始まる。とか考えているうちにズブズブと集団に沈んでしまい、最後のペースアップも周囲からギアが入っていないようなガチガチ音にビビっていると、あっという間にホームストレート。

もうコースいっぱいに人が広がっているのが見える。失速している人やギアが入ってない人も、そしてゴールラインで手を挙げている人も。

ああ、レースが終わってしまった。こんなに集団に人がいたのか。

先頭から3秒差くらいの37位。スプリント参加してもせいぜい20位台くらいだったかな。

 

E1のレースをまだ先頭集団で残れる脚の貯金はあったみたいだけど、全く展開が読めていなかった。こんなことなら最後はスプリントに備えて...なんて考えても後の祭り。

何もしなくても人が減っていった石川とは全く違うレースだった。

 

今回のレースは準備がアレだったものの重要レースに位置付けていただけに残念な結果に終わった。

ただ、ちゃんと高強度で走れる体は維持できているようで少し安心した。

 

来年の実業団はE2スタート。

とっとと着ってE1に戻ってこよう。

そしてE1で着るんだ。完走するだけなら意味はない。

ジャパンカップ チャレンジ

オーバートレーニングから回復させるべく、沖縄にむけた予定より一週早く休養期間に入ったものの、仕事が急激に忙しくなりあまり疲れが抜けた感がなく迎えたレース。

今回は2回目のジャパンカップ。前回、2年前はチャレンジで8位だか7位だったか、登りで一度千切れた苦い入賞の思い出。核さんのお膳立てしてもらってこの順位だったので、今回もチャレンジだけど前回以上を目標に。最低限入賞はしないと。

 

休養期間、とはいえローラーなりで軽めに流す予定だったけど平日にローラーに乗れたのは1日のみ。仕事だけで手一杯。まだ頭痛のような頭にモヤがかかったような感覚が続く。

何よりも前日は謎の不眠になってしまい、睡眠が取れたのは1時間だけ。こんなこおは初めてだった。

 

移動ではみつくんに運転をお願いして助手席で寝かせてもらう。

少しスッキリできた。

 

レース会場は本降りでは無いものの、前日から雨続きでコースの至るところに大きな水たまりも。

のそのそと準備をして受付。

ゼッケン付けたらアップがてら試走へ。

2年ぶりだし、登りと下りが気になる。

登りは下からダンシングで強めに上げる。

チャレンジは2周で終わってしまうので、最初からハイペースになるだろうから、上げ気味で。

ダンシングのみで踏んでいくも残り500mから失速。そういえば2年前もこっからが苦しかった記憶があるな。

試走を終えるとすっかりシューズの中まで浸水してるしもう泥だらけだった。

 

トイレを済ませて前目に整列。

久しぶりに多摩ポタとしてのレース。

俺を入れて5人も同じレースを走る。今までなかったなぁこういうの。

スタート直後は林道の登りに入るまで集団がちょっと不安定。

だけど登りに入るともうバラバラ。

インコースからポジションを上げていく。

試走もできていたので、最後まで失速せず踏めて登りは先頭も見える位置まで上がり6番手通過で下りへ。

下りはみんな慎重で特に落車もなくクリア。先頭集団に合流。

多摩ポタジャージは俺以外にはいなかった。

でも登りは調子良いし、下りも問題ない。今回いいんじゃないかと思い始める。

 

が、その後の平坦のコーナーでなんか周りのコーナーリングがぎこちない。

妙にビビって車間を空けてしまう。気がつくと俺の前走者が中切れ気味。

前に出ようかと思ったら全然踏めない。

後ろから追いつかれた数名の車列にもそのまま抜かれて、飛び乗れもしない。

 

平坦区間が終わってセブンのコーナーを曲がる時には先頭集団から完全にドロップしていた。

それから程なくして第2集団がくる。登りで合流したので何とか収まる。

この集団には多摩ポタの若手2人もいた。

ちゃんとローテに入って追っている。頑張ってるなぁと見ていた。10人以上いる先頭集団からドロップしたので、レースとしてはもう終わってる気持ちだった。

ホームストレートに戻ってくると先頭と30秒差と伝えられる。

林道の登り次第では見える位置まで行けるかな?と思い、また頑張って登る。すると前からドロップしてくる選手が数名見えた。2人かわして登りきる。登りはやっぱ調子良いと思う。

で、また下って平坦。

やっぱ平坦が踏めない。みんなで前を追わないといけないのに出られない。

むしろ俺より軽量である多摩ポタのKちゃんが前に出ている。うーん、情けないなぁ。

平坦が終わって、登りに入ると前からさらにドロップしてきた4人ほどの集団に追いつく。もはや今いる集団が何位争いしているのか全く分からない状態だ。

多摩ポタは俺を入れて3人いる。1番ローテに入ってたKちゃんにスプリントいけるか聞いてみるも無理そう。もう1人のタカヤは後ろに下がってしまった。

1人で行くしかないなあと決心して前に出る。

ホームストレート入る前の左コーナーからスプリント体制に入る、も直後に落車音が。

これで躊躇して出遅れる。集団内で4番手という中途半端な位置でゴール。11位だった。7位争いの集団だったみたい。

入賞は10位までだったので、入賞ならず。

何ともモヤモヤした形で終わってしまった。

やっぱ2周は短すぎるなぁ。

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来年はオープンにしようかなあ。

でも多摩ポタでまたチャレンジで出たいかなあ。

 

 

いや、それよりもこの状況はちょっとまずい。

来週は群馬2連戦。どちらも重要なレース。

こんなに平坦が弱いと群馬のようなスピードコースではかなりまずい。

とは言ってももうここまできたら極力疲労を抜いて行くことしか出来ないのだけど。

 

先週に続いてまた不安になるレースになってしまった。

 

 

JCRC群馬とオーバーなんとか

昨日10/15はJCRC群馬のSAクラスに参戦。

この時期のJCRC群馬は例年長距離が設定され、沖縄前の良い調整レースになる。

結果からいうと、レースはラスト2周でDNF。先頭集団にラップされて足切りだった。

序盤からそれなりにきつかったがスピードとしてはいつものSAクラス並み。ただその日はどうにも回復が追い付かず周回を増すごとに疲労がどんどん溜まり、脚が動かなくなっていく。

ビブタイツに冬用インナーと冬用ジャケット、冬用グローブも準備しておくほど寒さ対策は万全だったし、暑すぎることもなく、装備は良かったので気温は問題にはならなかった。

それでも体が限界になり、7周目に入ったホームストレートで最後尾からふっと千切れる。

その後は同じく千切れた同クラスのメンバー数人とBクラスの先頭逃げ2人のケツを90分眺めながらカロリーだけ消費してラスト2周を残して足切り

先頭集団から58分のパワーはNP263,平均221,速度は37.0km/hだった。

数字とそれ以降も残ったメンバーからみてここで千切れるような内容ではない。

それでも体が耐えきれなかった理由は1つしかない。疲労だった。

ぶっちゃけJCRC群馬を舐めていたところがあったと思う。

10月は後半に重要レースが控えているのと沖縄前なのでこのレースまでに可能な限り走り込んでおいて、最後にこのレースを耐え抜いて、あとは疲労抜きに以降する計画だったけど、先週の木曜日くらいから体がおかしくなり始めた。

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これが昨日までのログ。

先々週までがおそらく自分のトレーニングのキャパの範囲だったがATL190を超えたあとも高い数字のまま練習とレースを重ねてしまったのが失敗だった。自分の限界を見誤った。もう少しだけ体がもってくれるかと思ったが数日足りなかった。

ここ数日間は昼間も眠気があり、軽い頭痛のような感覚が続いてぼーっとする。まるで風邪を引いているようだ。

そして一つ一つの動作が遅く鈍い。物を忘れたり落としたりすることが頻発する。

いつもの睡眠時間では回復せず、先週からずっと上記の症状が続いている。

これがオーバートレーニングなのかオーバーリーチングなのか分からないが、おそらくオーバーリーチングでオーバートレーニングまではいっていない、と思っている。

まだ睡眠障害、食欲低下や体重減少、極端なパフォーマンス低下などの症状は出ていない。

数日から一、二週間の休養を設ければ回復するはずだ。

でもこんな症状になったのは初めてだし、こんなになるまで練習したのも初めてなのでなんとも言えない。

次の週末はジャパンカップだ。

今は回復するのを祈るのみ。

10月のレースと沖縄に向けて

今年はピークを6月の全日本と11月の沖縄にターゲットを定めて練習を積んでいる。

 

6月はちゃんとピークをもってこれたのか成果が分からずにレースが終わってしまったし、翌週の広島は熱中症になったりで、ぱっとしなかった。

でも7月の石川は今までにないほど成果を感じることができた。

8月は風邪で体調を崩してしまったが、2週間近くまともに乗れなかったおかげで、テーパーのいい感覚がつかめた。

9月は台風ということで秩父宮杯を回避した代わりに、練習のボリュームを稼いだ。

 

全日本以降の7~9月の練習をまとめるとこんな感じ。

走行距離:5315km

時間:196時間

TSS:9532

 

途中、風邪や怪我もあったけどほとんど毎日練習した。

それでもまだ、練習が十分に足りているという実感はない。

 

それが質なのか量なのか、どちらもなのか。

俺より強くてもっと練習している社会人レーサーはいっぱいいる。

でも10月に入るとJCRC群馬を皮切りにJC、JBCF群馬、高石杯と連戦になる。

それから2週間もすればおきなわだ。

テーパーも考えると長時間高強度練習ができるのはあと4,5回ほど。

 

本当に練習は足りているのか?今の走り方で戦えるのか?

(こんなこと考えるのも、先週のtd55でLINKの半澤さんに軽くひねられてしまい

今年はおきなわの同カテゴリ140kmエントリーすると知ったからなのだけど)

 

不安はいっぱいだ。

でも去年のような思いはしたくない。そのために練習してきた。毎日。

もう練習もレースもスケジュールは変えられない。

あとは前を向いて進むだけだ。

サプリメントと健康診断

去年から筋トレを始めてかなり積極的にプロテインを取り続けている。

最初は国内のプロテインだったけど含有量や価格の面から海外のものに変えた。

ついでにBCAAやその他のサプリメントも。

メイタンTCやグリコのオキシシリーズなんかは効果を明確に体感できた訳ではなく、なんとなく御守り代りでやっていた。

でも海外のBCAAなんかは成分が国内のものよりも多いせいか効果を感じる。

数字で表せるものでもないのでプラシーボかもしれないけど、味も気に入ってるものもあるから続けていた。

そのおかげなのか今年は去年と違って体調を大きく崩すことなくコンスタントに練習ができて調子を上げてくることができた。

石川ロードでは結果には繋がらなかったものの、自分の中で大きな自信なった。

なので、特に健康診断があっても気にしていなかったが、なんと肝臓の数値で異常判定。

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基準値の倍以上の数値。

一昨年からあまりいい数値ではなかったけど、ここまでではなかった。

特に自覚症状はないものの肝機能の障害症状が出づらく、肝臓ガンなどは症状が出る頃には末期だとか。

ビビりまくってすぐに再検査の予約。

でもアルコールもとってないし、脂肪肝なんてあり得ないし、原因が思い浮かばない。

もしかしてウイルス肝炎?なんて考えたり。

でも、ちょっと冷静なって考えてみると、思い当たる節があった。

さっき書いた、毎日飲み食いしまくってるプロテインだ。

オフの筋トレ、乗り込み期、減量期、それぞれ体重の2倍以上グラムのたんぱく質を取り続けた。

普段のお菓子もプロテインクッキー、チョコ、スナック菓子に変えて食べまくっている。

これだ、むしろ今までよく何も症状が出なかったくらいか。

来週再検査だけど、徐々に摂取量を減らして行こう。

それにしても、プロテインにはかなりハマってしまい、お菓子系も大量にストックしてあるのでどうしたものか…