青森に向けて
明日は青森で全日本選手権。
この日のためだけって訳ではないけど、かなり焦点をあてて練習と調整をしてきた。
今週は疲労抜きの朝練に徹してTSBはほぼ予定通りの値に。
減量重視の食事からウォーター&カーボローディングに切り替えて体重は増加。
と思ったら昨日からまた減った。
今朝の起床時体重では55.9kgだったかな。体脂肪率は9%
食べる量増やしてローディングしてるのになぜかと思ったけど、疲労物質が抜けた分だと信じたい。
去年の全日本を含め、レースは散々な結果なものが多かった。
今年はその反省と悔しさから今までにないくらい走り込んだ。
今年の全日本は去年に比べてとても厳しいサバイバルレースになると思う。
プロの中でそんなレース展開は場違いだと分かってる。
でも少しでも長く食らいついていきたい。
去年は練習でも体調でも上手くいってなくて、直前まで全日本に出ると決めたことを後悔していた。
一周も持たずに恥をかいて終わるだけかも、なんて考えたり。
今年は違う。
これまで練習で積み重ねてきたものが自信になっている。
不安しかなかった全日本が、半分期待に変わっている。
目標は完走だ。
行けるところまで行こう。
5月の練習と今後のレーススケジュール
去年は5月もレース真っ盛りなシーズンを過ごしたけど今年は乗り込み重視。
結果としては以下のような感じに。
走行距離 2121km
獲得標高 22700m
走行時間 73時間22分
TSS 4200
ローラーは雨の日にやった70kmだけで他はすべて実走。
2000kmを超えたのは初めて。
正直、最初はそんな距離も意識してなかったけど後半の方はロング要素多めな練習に。
ここまで乗れたのは全般的に天気が良かったのもあったけど、一番の要因はフィッティングにあると思っている。
2回のフィッティングを通じてポジションが大きく変わり、サドルに至っては3cmも高くなった。
イメージとしてはTTのポジションセッティングに近いと思う。
今まで使っていた筋肉も変わり、平坦の巡航がすごく楽になった。
疲労も脚だけでなく体全体に分散されて、疲労が溜まりにくくなり乗り込みに繋がったのだと思う。
このポジションで平坦や緩斜面が楽になり、下ハンを握ってずっと巡航できるようになった。
半面、メリットだけでなくインターバルがかかるような場面ではちょっと劣っている部分もあった。
こうして振り返るとやはりTTのような特徴が出てると思う。
それでも、メリットで得られる恩恵が大きく、ロングの練習も全く苦にならずに行うことができた。
自分としてはこのポジションが結構気に入っていたのだが、今日3回目のフィッティングを行い、サドルが2mm下がるなどしてかなりペダリングが変わった。
このポジションは油断すると元々の踏み方に戻ってしまう危険があるので、今まで以上に乗り込んでモノにする必要がある。
5月の練習量に満足することなく実走練習あるのみ。
あと2週間ほどは乗り込もう、そして全日本までの残り1週はリカバリーに。
あと、フィッティングや全日本のこともあって今年の上半期はかなりレースを抑えた。
下期もちょっと調整を考えて下のような予定に。
また、エンデューロに突然出たりするかもしれないし、JBCFは西日本と石川以外優先度はかなり低め。
6/25 全日本選手権
7/1,2 JBCF西日本クラシック 2days
7/16 JBCF石川ロードレース
7/29 JBCF太田原クリテリウム
7/30 JBCF矢坂ロードレース
9/17 秩父宮杯
10/14 JBCFおおいたクリテリウム
10/15 JBCFおおいたロードレース or JCRC群馬
10月下旬 JAPAN CUPオープン
10/29 高石杯
11/12 ツールドおきなわ
ここまで走りこんで調整してきたのだから、全日本は少しでも長く生き残りたい。
フィッティングと新車
話はBontのシューズの熱成型を持ち込みでできるお店を探していたところから始まる。
先日、海外通販で安売りしていたVayporを購入した。熱成型をやってくれるところを近場で探すと立川にマングローブバイクスというお店でやっているのを見つける。
HPを見ているとフィッティングもやっているようで、2時間5000円という破格の値段。熱成型ついでに、というか興味本位で電話で予約。
フィッティングに持ち込んだのはCannondale Evo。冬場にわいわいセールで買ったフレームにセカンドバイク(ローラー用)のコンポを移植したもの。
そもそもこれを買った経緯とかは置いておいて、今まで使っていたLOOK795に合わせて調整したものの、何故かポジションがしっくり出ずに扱いに困っていた。
本当はこういう調整はオフのときにやっておきたかったけど、九州チャレンジも終わった後で次のレースまで間が空くし、LOOK795は独自規格の塊でポジションを気軽に変えられない、ということもありEvoを持ち込んだ。
お店では固定ローラーを用意していたけど、なるべくいつもの環境に近づけたかったので、GTローラーを持ち込んでフィッティング開始。
まずいつものフォームで踏むとダメ出しの嵐。今まで走ってきたレースを否定されたようでショックを受けた。
簡単に言うと今までのポジションは
・骨盤をたてる
・上半身の力は抜く
・3時まで踏む
だったがフィッテング後は
・骨盤を寝かせる
・上半身の力を使う
・6時で蹴る
という、これまでと真逆のスタイルになった。
骨盤をたてる、たてないはプロでも分かれてるところだけど
苦手な平坦やすぐに疲れて踏めなくなる理由がよく分かった。
フィッティング後はサドルが2cm高くなるなど、かなりポジションも変わった。
かなり楽に脚を回せるようになり、今までは脚の筋肉だけで自転車を進めていたのだと実感した。
ちなみにフィッティングになんだかんだで3時間近くかかってしまい、当初の目的であったBontの熱成型はできずに終わった。。。
そして、がらりとポジションが変わってしまったので、今まで使っていたLOOKはバイクタワーに吊るすことになり、しばらくの間はEvoがメインバイクになることに。
新しいポジションにして3週間が経った。レースも1つ挟んでメリデメがハッキリと分かってきた。
色々あるが、今感じている一番のデメリットはインターバルに対応できないこと。
これは新しいポジションに対してまだ筋肉が追いついていないのかもしれないが、高強度のシーンで今一つ遅れてしまう。
今までの踏むポジションの方がインスタントにパワーが出せるため、場面ごとに使い分けた方がいいのかもしれない。
来週はリフィッティングでシートポスト、ステム、ハンドルを変える。
実走で得たメリデメをフィードバックして改善点を相談するのが楽しみだ。
フィッティングで得られた一番のメリットは今まで苦痛だった自転車の練習がちょっと楽しくなってきたことかな。
Evoはダンシングが軽いからそれも相まって乗るのが楽しくなってるのかも。
まだまだ伸びしろはあるはずだから頑張ろう。
九州チャレンジ 9位
レース当日。
8時間以上寝て朝シャワーしてゆっくり支度を始める。
エリートのレースは午後からであることと、宿が会場から徒歩2分くらいの立地なのでのんびり過ごす。
途中のU23には今回同行している山口くんのレースがあったので、応援に。
無事9位で全日本選手権の権利獲得できたみたい。本人はかなり悔しがってたが。
レース1時間半前くらいからアップを始める。
コース近くに4、5分の坂があるので数本と平坦で高ケイデンス回して心拍を上げてアップ完了。
スタート付近を見ると並び始めていたので3列目あたりで位置取り。
別に68人のロードレースなので普段ならあまり気にしないけど下りのコーナーがサイドに砂があったりテクニカル。先頭付近で下りたかったので前目で展開。
スタートすると後ろから鹿屋軍団がグイグイ出てくる。去年とは違いかなり積極的だ。
下り前のアップダウンでちょっと脚を使って前に出る。
思惑どおり先頭付近で危なげなく下れる。
1周目の登りに差し掛かる。集団のペースが異常に上がる。インナーに入れたことを後悔する。
登りきったあとのホームストレートでも緩むことなく一列棒状。
ここがこの日1番辛く、千切れそうになる勢いだった。
登りのセグメントを確認すると8周中1番速かった。
2周目に入り、太田さんから「登り速かったねー」と声を掛けられるが全然返事ができない、ダメージがひどくて死にそうだ。
1周目の下り前で脚を使って前に出たことすら後悔した。
2周目は平坦も落ち着かず、アタックが散発しては鹿屋がチェックにすかさず入って隙がない。
鹿屋の2人逃げが出ると完全に蓋をされる。他に逃げたいチームがいても数が違い過ぎて全く太刀打ちできてない。去年おきなわ140kmで優勝した中村選手もチームで出ているけど全然出てこない。
3周目ではまだ20秒だった差が4周目では1分に。その後もどんどん広がる。登りでペースアップし、平坦はサイクリング。平坦でアタックがあると鹿屋が声をかけ合い、速攻でチェックして潰してくる。完全に戦略的に動いている。
鹿屋の数が多過ぎてその後のアタックが全く決まらない。
それでも5周目の平坦でPTTが抜け出す。鹿屋もチェックに入り、合計4名が集団から出る。先に出た逃げを入れると、6名が先行。
集団は20~30名ほど。15位以内の目標を考えると無理は禁物なので見送る。
6周目では後方で落車があったけど常に前目に位置取りしていたので問題なく進行。
7周目の登りでVC福岡と鹿屋が飛び出したのでとりあえず追うと後続集団は来ていない。3人でこのままラスト1周逃げるか?と一瞬迷うも集団に戻ることを選択。最後の登りとスプリントにかけた方が確率が高い。
ラストの8周目の下り前で5人ほど先行が出てしまう。ギャップ作った選手は下がってしまい、差を埋めに太田さんが脚を使う。下りは自分の方が速いと判断し、前に出て付いてくるように促してコーナーに突っ込む。下りで前とのギャップを埋めることができたが、後ろはかなり開いていた。
太田さんはフィジカルがあるのに勿体無い。でもこういった下りを攻める走りは普段の練習会ではできないから難しい。
途中のセクションで先ほど逃げてた2人を含めて集団は一つになる。やっぱ逃げに乗らなくて正解だった。
そして最後の登りに差し掛かる。番手はアタックに反応できる3番目で突入。
鹿屋とピンクジャージの選手がアタック。
それに合わせてダンシングで追う。ここからずっとアウター。
鹿屋が1人抜け出す。ちょっと開いて自分を先頭に小集団が登りきる。
急斜面を登りきるとゴールまでの直線は300mほどある緩い登り。
最後まで行くには長すぎるので牽制を入れる。
鹿屋がさらにもう1人飛び出す。ほんとに鹿屋は何人いるんだ。
ゴール前はまた別の鹿屋とdサイクルの選手とのスプリント。
もう脚がガッチガチ。全然伸びない。やっぱ登りのあとの平坦は苦手だ。登り切りゴールにしてくれ、と思いながらハンドル投げてゴール。
結果は9位。入賞には一歩届かず。
ギリギ8位入賞かと思ったけどガックリ。
まあ、最低限の15位以内は達成できたので良しということで。
知り合いで落車はいなかったもののメカトラで川又さんがDNF。川又さんの感想も聞きたいレースだったので残念だった。
ちなみに入賞8人中7人は鹿屋。表彰台独占という強さだった。
正直去年が微妙な印象だったので今年はびっくりする強さだった。
年によって違うものだなあ。伊達にフレーム供給は受けてないな。
オフトレの成果は狙い通り仕上がっていたのが確認できた。反省点はちょっと無酸素域の練習が足りなかったかも。まあこれから上げていきましょう。
レース中はお腹の悲鳴もなかった。ちなみにこれを書いている今は痛い(泣
ひとまず大きなレースが終わったので次の山は5月下旬頃からかな。
またトレーニングスケジュールたててやっていかねば。
うーん、やっぱ悔しいな。
もっと強くなりたい。
来年も入賞狙うぞ。
九州チャレンジ 前日編
2017年最初のレースは予定通り九州チャレンジに。
目標は全日本選手権の出場権利が得られる15位以内。というか入賞。
オフトレはこのレースに焦点を合わせて調整してきた、が
レース3日前に体調を大きく崩す。血液検査、CTスキャンしても原因不明の腹痛。あまりの痛みに寝ていても起きてしまうほど。
原因となるものがこれといってないけど、強いていうなら先週の彩湖エンデューロのサポート。
自走で行って183km、ave30km/h。しかもずっと少人数ローテ、もしくは単独。
まだこれだけならレース強度くらいで済んだけど、途中ハンガーノック、水無しになり、その後のリカバリーも十分とは言えなかった。
意外と翌日はケロッとしていたけど、それまでの練習をふくめてダメージが蓄積して爆発したのかも。
ただ、週明けの月曜、火曜は目立った異変は無かったし、ちょっと腑に落ちない。
体重は60kg弱ほどで調整したかったけど、出発時は58.9kg。
完全に痩せ過ぎ。パワー、スタミナが落ちていないか不安になる。
まあここまでくるとなるようにしかならないので、あとは覚悟を決めてレースに臨むのみ。
九州チャレンジは去年に続き2度目の参加。去年は体調不良で練習を思うようにできず、千切れそうになるのを誤魔化しながら、ゴール前の勘だけで7位入賞できた相性のいいレース。
例年JBCF宇都宮と被っており、チャレンジレースにしてはプロが殆どいない。代わりに鹿屋が沢山いる。
今年はコースが逆回りになりスタートゴール、登りが変わったらしい。
試走してみると斜度がキツく2分以内の坂と他は平坦基調。
宮杯っぽくて今年もパンチャー向けなコースレイアウト。相性は良さそう。
東京(静岡)組の川又さん、太田さん、山口君と3周ほど試走し、雨が降ってきたところで終了。
朝イチの便で熊本に来たので早々に就寝。
気がかかりなのは、やはりお腹の調子。ここにきて便秘にもなり、レース中に痛みが出ないことを祈る。
オフトレ
今までオフトレについてはあまり深い計画性はなかった。
ただ距離を走りこんでおけばいい、程度。
実際、おきなわ100kmとった一昨年は冬場に月1500~1900kmほとんどひるサイの高強度で走り込みができていた。(2月と7月に大怪我して結局トントンだったけど)
去年は1月下旬頃から夏場まで酷い胃腸炎のような症状に悩まされ、走りこめなかった。
その上、25レース出場したのでシーズン中の走り込みも不足し、シーズン中は少ない貯金を切り崩すように何とかしのぐような感じで散々だった。
なので今シーズンのオフトレはかなり気合を入れている。
今までは週末にひたすら乗り込むだけだったが、チーム練では距離も不足するし、天候にも左右されやすい。
そこで平日週2でローラーをすることに。去年のおきなわでは基礎体力面がかなり落ちてしまっていることを実感したので、SSTをひたすら繰り返すことに。
さらに週2でウェイトトレーニングを追加。今まで筋トレは不要と思っていたけど、ヒルクライムに出る予定はないし、周りを見ても自分には基礎的な筋力が足りないところが多いと感じた。
それに加えて週末のチーム練・バミュ練・ひるサイ・MIVRO練等々。
12月・1月は1300km,1500km走り込み、筋肉量も1kg増(体重も1kg増)となった。
筋トレは成果が出るのに3ヵ月はかかるといわれるし、それを自転車競技に順応させるとなるとさらに時間がかかるだろ。
でもスプリントの距離は伸びてきた気がするし、体重は増えたものの動き自体は悪くない。
また、平日はSST1時間週2を繰り返してきたのでベースが出来てきたのを感じる。(年末と正月の2週間さぼったけど)
あとは3月の九州チャレンジに向けて、L4・L5域の強度を増やしてウェイトを継続していければかなり楽しみなレースになりそうだ。
去年は体調不良で練習不足のまま臨んだレースなので途中死にそうになりながらゴールスプリントの力(運?)だけで入賞したから、今年はちゃんと走らねば。
もう去シーズンのような苦い思いをしないために、今頑張ろう。
2017年レース予定
2016年のレースまとめをして間もないけど早速今年のレーススケジュールを確認。
ちょっと去年はレースに出過ぎた感があり、資金や疲労、練習量の問題が出てきたので今年はちょっと抑えていこう。
現在考えているレースは以下の通り。
3/19 九州チャレンジ
4/16 JCRC群馬
5/20,21 木島平2days(旧木祖村2days)
6/11 JBCF那須ロードレース
6月下旬 全日本選手権(資格があれば)
7/1,2 JBCF西日本クラシック 2days
7/16 JBCF石川ロードレース
7/29 JBCF太田原クリテリウム
7/30 JBCF矢坂ロードレース
9/10 ツールド北海道
9月下旬 秩父宮杯
10/14 JBCFおおいたクリテリウム
10/15 JBCFおおいたロードレース or JCRC群馬
10月下旬 JAPAN CUPオープン
11/12 ツールドおきなわ
春先のJBCFは落車リスク回避、夏の鈴鹿は負担が大きかったのでパス。
7月がハイシーズンで、ほぼ毎週レース。逆に合間の8月はノーレースの偏り具合。
これは調整が難しそう。
全体的に去年と5レースくらいしか減ってないので、遠征費と優先度の兼ね合いで大分・北海道は行かないかも。。。
優先度が高いレースとしては沖縄、宮杯、九州、木島平あたり。
あとは今年初開催となる那須と栃木のJBCFレースは本当に出るかまだ未定。
まあ あくまで予定なのと、またエンデューロに突発的に出たりしそうなので最終的には増えるかも。。。全然レース削られない~